基礎6:親を否定していたら、幸せになれない

「親は私を愛してくれなかった」
「もっと大事にしてほしかった」
「放っておかれて寂しかった」

――こんな気持ちを抱いたことはありませんか?
実はこの感覚こそ、私たちが「幸せになれない」大きな原因のひとつです。

 

愛の定義は同じではない

あなたの愛と、誰かの愛。
実はその中身が 同じではない と知っていますか?

親は「子どもを愛している」と思っていても、
子どもは「愛されなかった」と感じてしまう。
これはとてもよくあることです。

なぜそんなすれ違いが起きるのでしょうか?
答えは―― 大人心の愛と、子ども心の愛の定義が違うから です。

》子ども心の愛とは?

子ども心が求める「愛」とは、

  • いつも自分を見てくれること
  • 言うことを全部聞いてくれること
  • 不安を取り除いてくれること
  • 無条件に守ってくれること

つまり「自分中心で依存的な愛」です。

この愛は、成長の途中で必要なものではありますが、
大人になってもそのまま抱えていると、
「もっと欲しい」「足りない」と不満ばかりを生み出してしまいます。

》大人心の愛とは?

一方で、大人心の愛はまったく違います。

  • 相手の成長を願い、支えること
  • 甘えではなく、自立を促すこと
  • 自分も責任を果たし、相手も尊重すること
  • 厳しさも含めて、相手の未来を考えること

つまり「相手を成長させる愛」です。

フラクタル心理学では、愛とは “人を成長させること” と定義します。

》社会でどう現れるのか?

子ども心の愛に縛られていると、社会でこんな問題が生じます。

  • 職場で
    「上司は私を大切にしてくれない」と不満を持ち、被害者意識が募る。
    「もっと評価してほしい」と要求ばかりして、自分から成長しようとしない。
  • 夫婦関係で
    「相手が愛してくれない」「思いやってくれない」と責め続ける。
    結果として、パートナーシップが崩れていく。
  • お金との関係で
    「会社(社会)が守ってくれるはず」という依存心から、
    努力や挑戦を避け、経済的な不満を抱えやすくなる。
  • 子育てで
    自分が満たされなかった思いを子どもに埋めてもらおうとし、
    「あなたがいるから幸せ」と子どもに依存してしまう。

一方で、大人心の愛を持てる人は、

  • 上司や社会に「育ててもらっている」と感謝できる
  • パートナーを成長させる関わり方ができる
  • お金を「責任と自立の象徴」として扱える
  • 子どもに「依存」ではなく「成長の機会」を与えられる

この違いは、そのまま「幸せに生きられるかどうか」に直結します。

》親を肯定することから始まる

幸せになる第一歩は、
「親の愛を否定しない」こと。

親の愛は不完全だったかもしれません。
でもそこには、子ども心では理解できない「成長を促す意図」も含まれていたのです。

「厳しく叱られた」
「放っておかれた」
「期待をかけられた」

それらも、大人心の愛の一形態だったと受け取れるようになったとき、
私たちは親への否定をやめ、愛を受け取れるようになります。

✅まとめ

  • 愛には「子ども心の愛」と「大人心の愛」がある
  • 子ども心の愛は依存的で「もっと欲しい」と不満を生む
  • 大人心の愛は「成長を促すこと」であり、社会生活で大きな差をつくる
  • 親を否定している限り、「私は愛されない」という思い込みから抜け出せない
  • 親の愛を肯定できたとき、自分の中の自己否定が消え、社会でも幸せに生きられる

    次回は「家庭の経験が社会を創る―フラクタルという仕組み」について解説します。

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鈴木 サヤカ

鈴木 サヤカ

フラクタル心理学講師・カウンセラー
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