はじめに
自民党の総裁に、高市早苗さんが選出されました。
その前の発言で「私には失うものは何もない」という覚悟の言葉を聞き、私はとても痺れました。
そんな経緯で、最近は政治家の出ている動画を視聴するようになったのですが、
フラクタル心理学を学んだ今、以前とはまったく違う視点で動画を観ることができるようになりました。
簡単に言うと、政治家の発言が子ども心からのものなのか、大人心からのものなのかが分かるようになったということです。
政治家の皆さんは非常に頭がいいので、子ども心の進化系「偽アダルト」からの発言もありますが、
こういった視点で発言を見ていくと、とても興味深いと思います。
ここでは、具体的にどんな発言や行動が「子ども心」なのかを見ていきましょう。

👶子ども心の政治家の特徴
ニュースや動画で見かける政治家の中には、次のようなタイプがいます。
- 人の話を最後まで聞かない
- 自分の意見だけを主張する
- 相手を尊重しない
- 自分の考えしか正しくないと思う
- 相手を攻撃することに快感を感じる
- 実績がないのに根拠のない(無責任な)自信がある
- 他人の人気や成果に嫉妬し、引きずり下ろそうとする
- 視野が狭い
- 自分の利益が一番大事
- 自分のプライドをなんとしても守りたい
- 事実を曲げてでも負けたくない
これらはすべて「子ども心」の典型です。
子ども心の政治家は、「自分が一番でいたい」「注目されたい」「負けたくない」「得したい」という欲求で動いています。

🕶偽アダルトとは
あたかもそれが正しいかのように、屁理屈や正論を使って自分を守る子ども心の進化型です。
ちょっと知恵のついた中学生のように、言葉でうまく言い訳をし、自分を正当化します。
何かができない理由を、もっともらしい言い訳でごまかすのです。
例)○○先生は教え方が下手。だから授業を聞いても分からないから、成績が伸びない。など
→同じ先生でも成績が伸びている人はいる。自分の努力不足を人のせいにしている
例)親に手伝いを頼まれたが、頼み方が気に入らない。もっと下手に出てくれればやる気も出るのに
→本当は、ただやりたくないだけ。親の手伝いはやるのが子どもの義務。親よりも自分がエライと勘違い。

🧭大人心の政治家の特徴
一方、大人心の政治家はまったく違う反応をします。
- 相手の意見に耳を傾け、理解しようとする
- 冷静に事実を見つめ、感情的にならない
- 相手を尊重し、違いを受け入れる
- 相手の成功を喜び、自分の糧にする
- 自分の責任を果たし、国全体の成長を考える
大人心は視野が広く、相手と協力・調和することができます。
だからといって信念を曲げるわけではありません。
そして、もし自分が間違っていたと気づいたら、
素直に謝罪・反省し、それを「成長エネルギー」に変えることができるのです。

📺なぜ子ども心の政治家が目立つのか?
子ども心の政治家がメディアで注目されるのは、
視聴者の「子ども心」が反応し、面白いと感じるからです。
つまり、感情的な言い争いはワクワクするのです。
私たちは感情を楽しみたい生き物です。
その感情はポジティブでもネガティブでも構いません。
でも、そのネガティブな反応の中にこそ、自分の中に眠る未熟な部分が映し出されているのです。
🌱社会は心の投影
フラクタル心理学では、一元論であり「人は鏡」を徹底しています。
ということは、政治家もまた自分の鏡。
つまり、彼らは自分の心の状態を映し出している存在です。
社会に子ども心の政治家が多いということは、
私の中にも、まだ子ども心が残っているということ。
「自分さえ良ければいい」「誰かのせい」「認めてほしい」「負けたくない」「自分だけ得したい」
そんな思考を修正し、自分の中の大人心を育てることが、
結果的に“国を良くする最短ルート”なのです。
✨まとめ
- 子ども心の政治家:自分中心・感情的・嫉妬・攻撃・責任回避
- 大人心の政治家:全体思考・冷静・尊重・感謝・責任感
- 社会は自分の投影。自分が変われば、政治も変わる
💬最後に
政治の論争を見つつ、子ども心の政治家を見つけてみましょう。
そして、その人の言動を「自分が過去にやっていたかもしれない」と考えてみてください。
何か発見があるかもしれませんよ。
逆に、大人心の政治家を見つけたら、
「自分の中にもその要素がある」と認識し、その良い要素を積極的に使ってみましょう。
自らの成長に役立つことでしょう。
🎓もっと深く学びたい方へ
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“政治を見る目”は、“自分を見つめる力”にもつながります。

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