こんにちは。
フラクタル心理カウンセラーの鈴木サヤカです。
最近「アート思考」に関する本を読んでいて、
その中で語られていた “美意識” というテーマに深く共感しました。
今日はその気づきを、フラクタル心理学の視点でお話ししてみたいと思います。
美しさを軽視してしまうとき
ふと周りを見たとき、
- 部屋が片付いていない
- 家や店の前にゴミが落ちている
- 身だしなみに気を遣えていない
そんな光景に出会うことがあります。
そして、自分自身がそうした状態に気づきながら、
ついこう思ってしまうことはないでしょうか。
「まあ、これが私の個性だから、これでいいよね」(^。^)
・・・実はこの言葉、自分の成長を妨げている言葉なんです。
美とは、相手への気づかい
私たちが美しい所作を身につけ、身だしなみを整え、
家や職場をきれいに保つのは、どうしてでしょうか?
自分を良く見せたい
美しい自分を見せびらかしたい
なんて、もう方もいるかもしれません。
でも、そういった思考は、実はとても幼い思考。
大人の思考を持った人にとって、自分を美しく保つのは、じつは自分のためだけではないんですよ。
よく考えてみてください。
あなたをいつも見ているのは「あなた」ではなく、
あなたの周りの人たち です。
もし、あなたの交際相手が、不潔なだらしのない恰好で来られたらどう感じるでしょうか?
自分を大切にしてくれていない
粗末に扱われている
と思うかもしれませんね。
ビジネスも同様で、顧客に対して同じように思われますし、
そういったことを想像できないあなたへの評価も爆下がりです。
つまり、美しさに無頓着であるということは、
自分が「ラク」であることを優先し
自分の都合しか考えられない“子ども心”が優位にある状態
でもあります。
大人心は、相手を尊重し、場を整え、調和をつくる。
その象徴が「美」なのです。

哲学でも「美・善・真」は同じ源とされている
この考え方は、実は古代から哲学にも存在します。
プラトンやトマス・アクィナスは、
真(Truth)・善(Good)・美(Beauty)
この3つはすべて同じ根源から生まれる普遍的価値だと述べています。
- 美しいものには秩序がある(美)
- 秩序は正しい方向を生み出す(善)
- 正しさの奥には真理がある(真)
だから、
美しさはそのまま“正しさ”につながる。
美とは単なる外見のことではなく、
その人の内側の成熟や心の在り方を表すものなのです。
美しさは、心の成熟を映し出す
片付かない部屋、乱れた服装、荒れた環境は、
そのまま 心の乱れ を映し出します。
反対に、
丁寧な所作や清潔感のある佇まいは、
その人の 内側の成熟 や 正しい方向への意志 を映します。
秩序は「美」であり、「善」と「真」の元になります。
美意識は“心が成長している証拠” 。
私たちは秩序を求めるべきなのです。
そう考えると、
環境や身だしなみを整えることは、
ただの習慣ではなく
心のトレーニング だと言えるでしょう。
そして、フラクタル心理学でいう「愛」とは
相手の成長を促すこと。
自分を美しく保つということは、
自分を大切に扱い、
自分の成長を促す=自分を愛する 行為でもあります。

最後に
心が未熟なうちは、
「美が正しさにつながる」という視点に気づきません。
しかし、心が成長し始めると、
“相手への思いやり” があるから、美しく在ろうと思うのです。
美を大切にすることは、
自分の心を育て、人生を整え、
成熟へ向かう大切な一歩なのです。
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