“戦略的に休む”という選択──ビジネスを前進させる最もシンプルな方法

こんにちは。
フラクタル心理学講師・カウンセラーの鈴木サヤカです。

今回のブログは「ついつい頑張りすぎてしまう。」「休むことに罪悪感を感じる」そんなあなたに向けて書いています。
自分はソウカモシレナイと思われる方。ぜひ読んでくださいね。

🍀🍀🍀

「どうしてもやる気が出ない」「集中力が続かない」「体が重い」──そんな経験は誰にでもあります。
多くの人はこうした状態に陥ると、「怠けているのではないか」「もっと努力しなければ」と考えがちです。
特にビジネスの現場では、休むことに罪悪感を持つ人も少なくありません。

(昭和のCM「24時間戦えますか?」が潜在意識に焼き付いているかもしれませんね。)

そして今の季節、夏バテも要因のひとつです。
外に出れば酷暑、建物の中は冷房で冷え、つい冷たい飲み物を多くとってしまう──。
この繰り返しで自律神経は乱れ、睡眠の質も落ち、体がだるくなるのは自然なこと。
「やる気が出ない」のは、まさに体からのサインなのです。

つまり、これは怠けではなく、体と心が発している“戦略的なシグナル”かもしれません。
実際に、休養を取る人ほど生産性が高まるというデータや事例は数多く存在しています。

休養は怠けではなく“投資”

スタンフォード大学の研究によれば、人間の集中力は90分が限界であり、適切な休憩を挟むことでパフォーマンスは平均15〜20%向上すると報告されています。

また、日本の労働政策研究・研修機構の調査では、有給休暇を計画的に取得している社員ほど自己評価による生産性が高いという結果も出ています。

つまり「休む=非効率」ではなく、休むからこそ効率が上がるのです。

スマホの充電と同じ原理

スマートフォンも、バッテリー残量がゼロになってから慌てて充電するのと、こまめに補充しておくのとでは安心感も効率も大きく違います。
人間の体と心も同じで、疲れ切って動けなくなってから休むのでは遅すぎるのです。

MIT(マサチューセッツ工科大学)の調査によると、“限界に達してからの休養”は、完全回復までに通常の2倍の時間がかかるとされています。
反対に、早めに短い休養を挟んだ場合、次の行動への切り替えがスムーズになり、成果も持続しやすい。

休むことは「後退」ではなく、むしろ「前進を支える充電」なのです。

経営者も実践している“休養戦略”

成功している経営者ほど、休養を重視しています。

  • ビル・ゲイツは、定期的に「Think Week」と呼ばれる1週間の休暇を取り、徹底的に読書と思考に集中する時間を確保していました。
  • アリアナ・ハフィントン(ハフィントン・ポスト創業者)は、過労で倒れた経験から「睡眠と休養は経営の成功に直結する」と語り、社員にも休養を推奨する文化を作りました。
  • ユニクロ(ファーストリテイリング)でも、経営陣が意図的に長期休暇を取り、新しい戦略を生み出す実践をしています。

つまり、休養はトップ層にとっても「成果を最大化するための戦略」なのです。

戦略的に休む5つの実践ポイント

  1. 休養も成果の一部と考える
     アスリートがトレーニングと休養をセットで行うように、休養は成果に欠かせない要素です。
  2. 罪悪感を手放す
     世界的企業は「ウェルビーイング経営」を進め、休養の質が高い社員ほど成果が高いことをデータで示しています。
  3. 短期的なリフレッシュを挟む
     90分ごとの休憩、15分の仮眠、散歩など──これらは集中力の回復に直結します。
  4. 必要に応じて長期休養を取る
     経営者やリーダーほど「数日休む勇気」が必要です。
     長期休暇を戦略的に取ることで、新しい発想や冷静な意思決定が可能になります。
  5. プロアクティブに休む
     のどが渇いた時点ですでに脱水が始まっているように、疲労も限界に達してからでは遅いのです。
     定期的に“予防的休養”をスケジュールに組み込みましょう。

戦略的に休むことが成果をつくる

どうしてもやる気が出ないときは、体と心からの「戦略的に休め」というサインです。
休養は弱さではなく、成果を最大化するための経営資源への投資

スマホを充電せずに使い続ければ、いずれ動かなくなるように、私たちの体も心も限界があります。
だからこそ、短い休憩から数日の休養まで──状況に応じて「戦略的に休む」ことを自分に許可してみてください。

それは浪費ではなく、持続的な成果を生み出すための最もシンプルで効果的な戦略なのです。

 

🌱 最後に:休むことに罪悪感を感じるあなたへ

休養は浪費ではなく投資。
スマホの充電と同じように、あなたの体と心にも“フル充電”が必要です。

とはいえ、頭では理解していても「休むことに罪悪感を感じてしまう」という方も多いでしょう。
また、休んでも休んでも元気になれないという方もいらっしゃるかもしれませんね。

もしあなたがその一人なら、ぜひ一度、体験セッション・体験会に参加してみてください。

罪悪感はどうして生じるのか?それを解消するにはどうしたらいいのか?
しっかりと休んでいるのに、それでも疲れが取れないのはなぜか?

あなたの潜在意識からそのヒントを得ることができますよ(^^)

 

佐野サヤカ

佐野サヤカ

ビジネスマインドコーチ
フラクタル心理学講師・カウンセラー
歯科医師

関連記事

RELATED POST

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP
MENU
お問合せ