こんにちは。
フラクタル心理カウンセラー・講師の鈴木サヤカです。
「ありのままを大切にしよう」
「そのままのあなたで大丈夫」
そんな言葉を信じていた私には、過去に大きな落とし穴を経験しました。
それ以来、「ありのまま」という言葉には、
癒しと同時に危うさが潜んでいると感じています。
今回はその体験と気づきをもとに、
「ありのまま」の意味について考察してみました。
目次
🌱「ありのまま」って、どんな状態?
「感情のままに生きること」
「頑張れない自分も受け入れること」
「やる気が出ないのもそれが“ありのままの自分”だから大丈夫」
一見、自己肯定感を育ててくれそうな言葉たちですが──
実はその“ありのまま”、本当のあなたを見ているでしょうか?
それとも、
未熟な自分を正当化し、成長から逃げるための言い訳になっていませんか?
🔍私が考える「ありのまま」の定義
いろいろあって反省し、現在の私は「ありのまま」をこう定義しています。
ポジティブな面もネガティブな面も含めて、今の自分を正しく認識し、
成長した自分の視点から、過去の勘違いや未熟な思考を修正しつつ、
さらに成長しようとする姿勢のこと。
つまり、
- ネガティブな感情を感じてOK
- でもそれで終わらせない
- その裏にある思考や誤解に気づいて、修正し、成長を目指す
これが私が定義した「ありのまま」です。
⚠️こんな「ありのまま」には注意!
ありがちな“未熟なありのまま”には、以下のような落とし穴があります。
❌「私はこれが“私らしさ”だから」と開き直る
→ 感情的に怒る、落ち込む、怠けるなどを“個性”として放置
❌努力しない自分を「これでいい」と許す
→ 実は甘えや怠慢を“自己受容”とすり替えている状態
❌「誰かに認めてほしい」気持ちを“自分らしさ”と勘違い
→ 自立とは逆の方向に向かってしまう
✅“ありのまま”が力になる人もいる
もちろん、「ありのまま」が本当に必要なタイミングもあります。
🌟 傷ついて自己否定が強くなっている人
→ 「そのままでも価値がある」が再出発の一歩になる
🌟 真剣に自分を変えようとしている人
→ 「今までの自分も頑張ってきた」と認めることが、前進の力に
🌟 感情と距離を取り、自己分析できる人
→ 感情を“データ”として受け入れ、思考の修正ができる
🧠あなたの「ありのまま」は、どちらのタイプ?
自分を見つめてみてください。
「ありのまま」を受け入れて、成長につなげていますか?
それとも、「ありのまま」を理由に変わることを避けていませんか?
そして今後「ありのままでいい」という言葉に触れた時
そもそも、それを言っている人の「ありのまま」はどういう意味なのか?
を考えてみる必要がありそうですね。
📝まとめ|“ありのまま”は終着点じゃない。出発点です。
「ありのままでいい」という言葉には、
やさしさと安心がある一方で、
成長を止めてしまう甘えや開き直りの罠も潜んでいます。
✅ 成長した“ありのまま” | ❌ 未熟な“ありのまま” |
自分の弱さに気づき、修正しようとする | 弱さを“個性”とすり替えて努力を手放す |
成長の途中を認める | 成長を放棄して開き直る |
感情と向き合い、責任を持つ | 感情をぶつけ、人のせいにする |
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