環境は「与えられるもの」ではなく「自分で作るもの」 ― 大谷翔平選手に学ぶ主体性と、子ども時代の思い込み ―

1. 幸せな環境は「人が与えてくれるもの」?

「幸せな家庭や職場環境は、誰かが整えてくれるもの」
そんな風に思っていませんか?

実はその思い込みこそが、望む未来を遠ざけています。
環境は待つものではなく、自分で作るもの。
そのヒントを与えてくれるのが、世界で活躍する大谷翔平選手の姿勢です。


2. 大谷翔平選手に学ぶ「環境を自分で作る」姿勢

大谷翔平さんが試合中にゴミを拾ったり、ベンチを散らかさないように心がけたり、積極的に声を出したりする姿をご存じでしょうか。
これはまさに「良い環境を自分で作る」という主体的な行為です。

彼は誰かが整えてくれるのを待つのではなく、自ら行動して雰囲気を変えています。
だからこそチーム全体が引き締まり、力を最大限に発揮できるのです。

この姿勢は、私たちの日常にも大きなヒントを与えてくれます。


3. 「環境は人が作るもの」と思い込んでしまう5つの理由

私自身も以前は、こう信じていました。

  • 家庭は親が幸せにしてくれるもの
  • 学校の雰囲気は先生次第
  • 職場環境は上司や会社が整えるもの

この背景には、子ども時代に身についた 潜在意識(無意識)の思考パターン がありました。

  1. 小さい自分は力がない
  2. 自分にはできることが少ない
  3. 親が世話をしてくれるのが当たり前
  4. 自分は弱いからやらなくていい
  5. 幸せな環境を整えるのは「自分の役割」ではない

こうした思い込みが心の奥に刷り込まれ、大人になっても無意識に「環境は与えられるもの」と考えてしまうのです。


4. 家庭 ― 親が幸せにしてくれるという誤解

私もかつて「幸せな家庭は親が作るもの」と思い込んでいました。

けれど本当は、子どもであっても家庭の一員。小さな力ながらできることはたくさんあったはずです。

  • 親が疲れていれば手伝う
  • 自分のことは自分でする
  • 家族に思いやりを持って声をかける

これらをせず「親がやるのが当たり前」と受け身でいたことが、幸せな家庭を遠ざけていました。

(前回のブログでも触れています あなたはどんな家庭を作りたいですか?居心地の良い家庭を作りたいその本心とは)

 


5. 学校 ― 「良い先生に当たるかどうか」で決まる?

学校でも同じことが起こります。

  • 「良い担任に当たらなかったから子どもが伸びなかった」
  • 「クラスの雰囲気が悪かったから力を発揮できなかった」

こう考えるのは簡単ですが、ここにも “環境は人任せ” という思い込みがあります。

もちろん先生の影響は大きいですが、それを理由にしてしまうと子どもの主体性は育ちません。

  • 積極的に授業に参加する
  • 自分から友達に声をかけて交流する
  • どうしたらクラスの雰囲気が良くなるのかを考え、実行する

こうした姿勢があれば、どんな先生のもとでも学びの質は高まります。


6. 職場 ― 上司や会社が整えるものではない

家庭や学校での思い込みは、大人になってから職場にも投影されます。

  • 「働きやすい環境は会社が整えてくれるもの」
  • 「人間関係は上司が改善してくれるもの」

そう考えていると、いつまでも自分は「受け身」のままです。

しかし職場も同じ。小さな行動の積み重ねで環境は変えられます。

  • デスクを整えるだけで周囲の集中力が高まる
  • 「おはようございます」「ありがとうございます」の言葉を大切にする
  • 会議で前向きな意見を出せば雰囲気が明るくなる
  • 身だしなみを整え、笑顔で接すると相手も笑顔になる
  • 人のうわさ話や悪口ではなく、建設的な話をするとポジティブな気持になる

大谷翔平さんと同じく、環境を「待つ」のではなく「作る」側に立つことが大切です。


7. 潜在意識を修正する3ステップ

「環境は人が作るもの」という思い込みは、次の3ステップで修正できます。

  1. 気づく
    自分の中に「環境は人任せ」「環境を自分で良くするこはできない」という思い込みがあると認識する。
  2. 書き換える
    「私はもう大人だ。良い環境は自分で作れる」と宣言する。
  3. 行動する
    片づける、声をかける、感謝を伝える。小さな行動を積み重ねる。

8. 環境づくりは「自分への愛」の実践

環境を整えることは、単なる掃除や整理整頓ではありません。
自分が心地よく過ごせるように整えることこそ、自分への愛の表現です。

  • 部屋を片づけてスッキリした気持ちで過ごす
  • デスクを整えて集中できる状態をつくる
  • 人間関係を快適にするために自分から声をかける

これらはすべて「私は私を大切に扱う」という姿勢そのもの。
自分で望ましい環境を作ることは、自分を尊重し、未来の自分を守ることにつながります。


9. まとめ

大谷翔平選手は、野球の技術だけでなく「環境を自分で作る姿勢」でチームを強くしています。
一方で私たちは、子どもの頃に身についた思い込みのせいで、環境を他人任せにしがちです。

しかし本当は、環境を作る力は自分にあります。
幸せな家庭も、伸びやかな学校生活も、働きやすい職場も、すべては自分の小さな行動と主体性から生まれるのです。

環境は与えられるものではなく、自分で作るもの。
この意識が、人生を大きく変えていきます。


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鈴木 サヤカ

鈴木 サヤカ

フラクタル心理学講師・カウンセラー
潜在意識の賢い使い方伝授
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