家族をないがしろにしていませんか? 〜フラクタル心理学の視点と実践チェックリスト〜

はじめに

「家族だから、何をしても許される」
「親なんだから、やって当然」

あなたも、そんな気持ちを無意識に持っていませんか?

外では礼儀正しく振る舞えるのに、家ではつい甘えたり、依存したり…。
それが行き過ぎると、家族をないがしろにし、知らず知らずのうちに傷つけてしまうのです。

フラクタル心理学の観点から見ると、家族への態度は自分の心の成熟度を映す鏡。
今日はそのメカニズムと、気づきから修正につなげるためのチェックリストをご紹介します。

なぜ気が付かないのか?

フラクタル心理学では、心には「子ども心」と「大人心」があると考えます。

  • 子ども心のままでは、
     「親はやって当然」「家族は察してくれるはず」と依存や甘えが強く、
     自分が家族をないがしろにしていることに気づけません。
  • 大人心が育つと、
     「親も一人の人間」「家族にも気持ちがある」と理解でき、
     初めて「自分の態度は正しかったか?」と振り返れるようになります。

つまり、気づけないのは「未熟さのサイン」なのです。

気が付くにはどうしたらいいのか?

自分の態度を客観的に見ることは難しいもの。
そこで役立つのが 具体的な行動に照らして振り返るチェックリスト です。

  • 「ありがとうと言えていなかった」
  • 「家族に八つ当たりしていた」

と行動ベースで振り返ることで、初めて「自分は家族をないがしろにしていた」と気づくことができます。

 

どうして気づいたほうがいいのか?

今は気づかなくても、そのまま続けていけば必ず 未来の罪悪感 に変わります。

  • 「どうしてあの時、感謝を言わなかったんだろう」
  • 「親にあんな態度を取ってしまった」

この罪悪感は、やがて「自分は幸せになってはいけない」という無意識の制限となり、人生全体に影響します。

だからこそ、今のうちに気づき、修正することが大切
未来の罪悪感を防ぎ、幸せを素直に受け取れる心を育てましょう。

✅ 家族をないがしろにする行動と修正例(チェックリスト)

1. 行動編

  • □ 家で乱暴な言葉を使った
     ➡ 家族にも丁寧な言葉を使う
  • □ 家族の話をスマホを見ながら流した
     ➡ 手を止め、目を見て聞く
  • □注意された時、返事をしない。不機嫌に抵抗する。
     ➡ 素直に言うことを聞く。改める。
  • □ ご飯を作ってもらっても「ありがとう」を言わなかった
     ➡ 必ず感謝を伝える
  • □ 掃除・洗濯・食事を「当たり前」と思った
     ➡ 「ありがとう」を言葉にする
  • □ 家族の食べ物を勝手に食べたり飲んだりした
     ➡ 確認してから食べ、補充する
  • □ 家族の持ち物を勝手に捨てたりあげたりした
     ➡ 持ち主の許可を得る
  • □ 借りたものを返さなかった
     ➡ 期限を決めて必ず返す
  • □ 約束を気分でドタキャンした
     ➡ 家族との約束も守る
  • □ ご飯に文句を言った
     ➡ 文句を言う代わりに自分で作る
  • □ 洗濯してもらった服を片づけなかった
     ➡ 自分のものは自分で片づける
  • □ 頼まれた手伝いに文句を言った/やらなかった
     ➡ 家族の一員として当たり前に協力する
  • □ 家で八つ当たりした
     ➡ ストレスは自分で処理し、家族にぶつけない
  • □ 親のしつけに反発していた
     ➡ 意図を理解し、感謝を伝える
  • □ 門限を破り、心配をかけた
     ➡ 責任ある行動を選ぶ


2. お金編

  • □ 学費や生活費を「当然」と思った
     ➡ 支援は当然ではないと理解し、感謝する
  • □ 学費を払ってもらって勉強を怠けた
     ➡ 犠牲に応えるために努力する
  • □ 大人になっても実家で親に世話をさせ続けた
     ➡ 生活費を負担するか、自立する
  • □ 親に借金をして返さなかった
     ➡ 親にも必ず返済し、信頼を守る
  • □ 親が買ってくれた物を粗末に扱った
     ➡ 大切に使い、粗末にしたら責任を取る

3. 人のせい編

  • □ 勉強しなかったのに「親のせい」と言った
     ➡ 「やらなかったのは自分」と認める
  • □ 自分の失敗を親に謝らせた
     ➡ 自分の責任は自分で謝る
  • □ 今の自分を「親のせい」と思った
     ➡ 原因を親に求めず、自分で修正する
  • □ 「もっといい環境なら成功した」と思った
     ➡ 今ある環境で工夫する
  • □ 「母親なんだから当然」「父親なんだから当然」と考えた
     ➡ 親を召使い扱いせず、自分でやる
  • □ 「家族なんだから察してくれるはず」と思った
     ➡ 察してもらうのをやめ、自分のことは自分でやる

気づいたときに実践する3ステップ

チェックがついたら、次の3つをやってみましょう。

  1. 心の中で謝罪する
     「ごめんなさい」と素直に思う。
  2. 間違いを認める
     具体的にどんな行為が間違いだったのかを理解する。
     例:「ありがとうを言わなかった」「八つ当たりした」など。
  3. 未来の行動を決める
     これからどのような行動をとるのかを決める。
     依存や傲慢さ、怠慢さをやめ、自立して家族や社会に恩返しする方向で考える。

まとめ

  • 気づかないのは「子ども心」のままだから
  • 気づくには「具体的な行動をチェック」すること
  • 気づいた方がいいのは「未来の罪悪感を防ぎ、幸せを受け取る心を育てるため」

家族を大切にすることは、相手のためだけでなく、自分自身が幸せになるための条件作りでもあります。

🌸 さらに深く学びたい方へ

この記事を読んで、

  • 「自分も当てはまるかもしれない…」
  • 「でも、どうやって修正していけばいいのか分からない」
  • 「もっと自分の心を成長させたい」

そう感じた方は、ぜひ私の フラクタル心理学 体験会 にご参加ください。

体験会では、

  • なぜ家族をないがしろにしてしまうのか?
  • どうすれば心を「子ども心」から「大人心」に育てられるのか?
  • チェックリストを日常で活かす具体的な方法

を、分かりやすく実践的にお伝えしています。

あなたが 未来の罪悪感に縛られず、幸せを受け取れる心 を育てるお手伝いをします。

佐野サヤカ

佐野サヤカ

ビジネスマインドコーチ
フラクタル心理学講師・カウンセラー
歯科医師

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