気まぐれなのに、なぜ人は惹きつけられるのか ―― ゴールドシップから見えた、評価の正体

最近、ゴールドシップという競走馬の存在が、頭から離れません。
すでに引退している馬ですが、昨年放送されたドラマの影響なのか、SNSでよく見かけるようになりました。

白くて、大きくて、迫力がある。
そして、やんちゃ。

気分屋で、言うことを聞かず、
レース中に突然やる気をなくしたり、観客にアピールして笑わせたり。
「白い悪魔」と呼ばれることもあるほど、強烈な個性を持った馬です。

それなのに――
ゴールドシップは、圧倒的な人気があります。

競走馬として引退してしばらく経つのに、
今でも語られ、愛され、記憶に残り続けている。

どうしてだろう?
そう思いませんか。

正直に言うと、人間だったら嫌われる

ここで、あえて冷静に、少し冷酷な視点で考えてみます。

もし、これが人間だったら?

・気分で態度が変わる
・周囲を振り回す
・協調性がない
・言うことを聞かない

おそらく、こう言われます。

「自己中心的」
「面倒な人」
「チームにいらない」

正直に言って、
私自身も、こういう人にはなりたくありません。

憧れや好意の正体

ここで、ふと浮かんだ考えがあります。

人は、憧れているもの・好きなものに、必ず自分を投影する。
つまり、「惹かれる」という感情の裏には、
「自分もそう在りたい」という無意識の願いがある。

ということは――
私は、ゴールドシップのようになりたい、ということになります。

でも、
やんちゃで人を困らせる存在になりたいわけではない。
嫌われる人間になりたいわけでもない。

では、私は何に惹かれているのだろう?

なぜ、ゴールドシップは許されるのか

答えは、とても単純で、同時に少し残酷です。

ゴールドシップは、
誰も文句を言えないほどの結果を出している。

GⅠを6勝。
記録として、競馬史に刻まれている。

だから、

気まぐれ → キャラクター
扱いづらさ → 天才性
やんちゃ → 愛嬌

として受け取られる。

同じ行動でも、
実力と結果が、意味をまるごと書き換える。

私たちは無意識に、
「人柄」よりも先に、「到達点」を見ている。

これが、評価の正体です。

勘違いしてはいけないこと

ここで、ひとつ重要なことがあります。

ゴールドシップは、
決して「好き勝手」だったわけではありません。

自由気ままに見えても、
レースに勝てるということは、
やるべきことを、やっているということです。

日々の調教。
厳しいトレーニング。
徹底した管理と積み重ね。

人の目に見えない場所で、
「走る」という役割を、徹底的に果たしてきた。

だからこそ、
レースという本番で、結果を出すことができた。

ここが、決定的な違いです。

評価は、狙って得られるものではない

この構造を見て、私ははっきりと思いました。

やるべきこと(走ること)をやり切った結果、
人が勝手に惹きつけられた。

ゴールドシップは、
好かれようとしなかった。
評価されようともしなかった。

ただ、自分の役割をやり切った。

人気や評価は、
後からついてきた「結果の結果」にすぎません。

人も、まったく同じだと思う

人はよく、こう悩みます。

・ちゃんとやっているのに評価されない
・嫌われたくなくて疲れる
・自分らしさを出すのが怖い

そして、こう考えがちです。

「ちゃんとやっているのにおかしい」
「嫌う人が悪い」
「自分らしさを出せない社会がおかしい」

でも、もし本当に良くなりたいのなら、
一度、立ち止まって考える必要があります。

評価されないのなら、
本当に評価されない実力しかない可能性を認めること。

人に嫌われるなら、
自分の中に、人に嫌われる何かがあると認めること。

自分らしさが出せないのなら、
自分らしさを出せるほどの自分ではないという現実を受け入れること。

これは厳しいですが、
逃げなかった人から、世界は変わります。

私が「ゴールドシップみたいになりたい」理由

私がそう思ったのは、
自由になりたいからでも、わがままでいたいからでもありません。

・自分の役割から逃げない
・見えない努力を積み重ねる
・評価を目的にしない

その上で、
もし人が惹きつけられるなら、それでいい。

ゴールドシップは、
自分に与えられた役割を果たした結果、
「気まぐれ」を魅力に変え、
「やんちゃ」を愛される個性に変えました。

私も、
実力の上に立つ自由を選びたい。

だから私は、
ゴールドシップみたいになりたいのだと思います。

最後に

今回書いた内容は、
ゴールドシップという一頭の競走馬から見えた
「評価」「実力」「自由」の話でした。

でもこれは、
競馬の話でも、特別な才能を持つ人の話でもありません。

  • なぜ頑張っているのに報われないのか 
  • なぜ“いい人”ほど苦しくなるのか 
  • なぜ自分らしさを出すと、うまくいかなくなるのか 

その答えは、
思考の順番と、無意識の前提にあります。

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鈴木 サヤカ

鈴木 サヤカ

フラクタル心理学講師・カウンセラー
潜在意識の賢い使い方伝授
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