子供の指しゃぶりから見える親の深層意識

こんにちは。
歯科医師・フラクタル心理学講師、カウンセラーの鈴木サヤカです。
本日は「指しゃぶり」についてお話をしますね。というのも、お子さまの指しゃぶり(小学校過ぎてもやっている場合)でお悩みの方が割といらっしゃるということ。さらに、指しゃぶりは歯並びに大きな影響を与えるだけでなく、心理的にも影響を与えるからです。
この問題は、実はお子さまだけではなく、親御様の問題でもあり、地味にストレスを感じていらっしゃることでしょう。
この問題を片付け、さらにこの問題にしっかりと取り組むことは、親御様自身に良い影響を及ぼすんですよ。
是非、お役立てくださいませ(^^)

 

「うちの子が指しゃぶりをするのは、私が十分に愛情を注いでいないから…?」
そう悩んでいるお母さん・お父さんはとても多いです。

指しゃぶり防止のグッズを買い込んだり、絵本を読んだり、子どもの希望を叶えるように努力したり、むしろ厳しくしてみたりと、さまざまな取り組みをされている「お子さまの指しゃぶりでお困りの親御様」へ、新たな方法をお伝えしたいと思います。

指しゃぶり=愛情不足 という考え方は、実は大きな誤解かもしれません。

今回は、

》指しゃぶりは「愛情不足」だからではないという考え方と、

》子どもの指しゃぶり現象が親のどんな深層意識を現しているか

ということについてお話しします。


💡 3歳ころまでの指しゃぶりは心配ありません

3歳頃までの指しゃぶりは生理的な現象なので、問題はありません。
ここでいう「指しゃぶり」とは、小学生になっても続いてしまう場合のことを指します。

🌼 指しゃぶりは「安心感」を求める自然な行動

指しゃぶりは赤ちゃんがまだお腹の中にいるときから見られる行動で、
本来は 「自分で自分を安心させる」ための自己調整行動 です。

成長の過程で不安や退屈、緊張を感じると、幼い子どもはこの方法で心を落ち着けようとします。
それは決して「愛情が足りないから」ではなく、安心を求める本能的な行動なのです。


🌟 指しゃぶりの裏にある心理

これまでのカウンセリングで見えてきた指しゃぶりを続ける心理には、次のようなものがあります。

  • お母さんのお腹に戻りたい

  • 下の子の真似をしたい

  • 下の子のように「できない自分」でいたい

  • できない自分だとお母さんが構ってくれる

  • できない自分のほうがラク

これらは「愛情が足りない」「さみしい」という理由ではなく
「できない自分の方が得」「成長を避けてラクを選びたい」という深層心理の表れでもあります。


✨ 「成長するのは損」という思いを「成長する方が得」に変える方法

🌿 1. 親の関わり方から変える

「成長するのは損だ」という無意識の心理を、「成長するほうが得だ」と変えることが必要です。

子どもが成長するためには、
✔ 小さな成功体験を積ませる
✔ 失敗しても大丈夫と伝える
✔ 「できた!」という喜びを一緒に感じる

こうした関わりが大切です。

そして、親自身が
「子どもの世話をやくことより、成長を促すことが愛だ」
と意識を変えることが、大きなサポートになります。


🌱 2. 「子どもは親の鏡」という法則を利用する

「子どもは親の鏡」とよく言われます。
つまり、指しゃぶりをやめられないお子さまは、親の深層意識を映し出しているのです。

これは、親自身が指しゃぶりをしているという意味ではなく、
「成長するのは損だ」という思いを、親自身がが無意識に持ち続けている ということ。
そして、「その意識が子どもに映し出されている」(=鏡)ということです。

親の無意識のこの意識を変えることは、通常できないと思われていますが、フラクタル心理学の方法を活用すれば、親の無意識を変えることができます。そのことで、子どもの指しゃぶりも自然と減っていきます。


🌟 親自身ができる修正の方法

✅ やり方

1️⃣ 目を閉じて、自分の子どものように指しゃぶりをやめられない「子どもの自分」をイメージする。

2️⃣ その子どもの自分に向かって、次のメッセージを伝える。

「あなたはいつも指しゃぶりをしているね。
なかなか卒業できないんだね。
指しゃぶりをしていると、なんだか安心するよね。
でも、それは勘違いなんだよ。
あなたはもう成長したから、指しゃぶりをしなくても大丈夫なんだよ。
あなたには、自分でできる力がちゃんと備わっているんだよ。
指しゃぶりをして時間を無駄に過ごすよりも、
自分でできることを増やすほうがずっと楽しくて、本当の意味でラクになるんだよ。
あなたが成長することで、もっとたくさんのことができるようになるよ。
できることが増えると、自分のことがもっと大好きになれるんだよ。
もう、守られているだけの存在ではなく、
自分で世界を広げていける存在になろうね。
さあ、指を口に入れる必要はもうないよ。
あなたなら、必ずできるよ。」


 

こんなふうに、子どもの自分が従えばよい傾向です。

💬 親御さんへのメッセージ

指しゃぶりは、決して愛情不足の証ではありません。

親自身が「私も成長しよう」と思うことで、お子さまの意識は自然に変わっていきます。

まずは、このメッセージを「子どもの自分」に毎晩伝えてみてくださいね。
一カ月ほど続けると、変化が感じられるはずです。


🌷 まとめ

✔ 指しゃぶりは「愛情不足」ではなく、安心を求める自然な行動。
✔ 背景には「成長を避けたい」という深層心理が隠れている。
✔ 親が成長を選ぶ姿を見せることで、子どもも成長を選ぶようになる。

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一歩踏み出すことで、お子さまの変化だけでなく、あなた自身の心もぐっと軽くなりますよ。
お会いできるのを楽しみにしています🌿

佐野サヤカ

佐野サヤカ

ビジネスマインドコーチ
フラクタル心理学講師・カウンセラー
歯科医師

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